これから東京~名古屋を新幹線で往復する方へ!
同じ新幹線に乗るなら「一番安い料金で乗りたい!」と思うのは当然です。
しかし、新幹線の割引きっぷを全て調べて比較するのは大変なこと…。
そこで、東京~名古屋の新幹線料金を格安にする方法を全てご紹介します。
東京~名古屋の新幹線は、「のぞみ」普通車指定席の通常料金が片道11,090円。
調べてみると、この新幹線料金はエクスプレス予約・金券ショップの新幹線チケットなど…いくつかの方法で安くすることができます。
しかし、残念ながら、そのほとんどは大して安いわけではありません。
ところが、往復約6,000円も格安になる方法が1つだけあるのです。
しかも、往復に利用する列車は「のぞみ」。
それが、
新幹線ホテルパック
往復新幹線とホテルの同時予約で、片道の新幹線料金は約8,000円。
東京~名古屋の往復は1人約6,000円、2人で12,000円格安!
予約したチケットは自宅へ届くので、駅でのきっぷ購入は不要!
新幹線・ホテルの選択肢も多く、ぷらっとこだまより安いです。
もちろん、新幹線とホテルのパックなので、宿泊する時しか利用することはできません。
しかし、東京~名古屋間を新幹線で往復して宿泊するなら、他の方法よりもこれが最も格安です!
では、このパックを含めて、東京~名古屋の新幹線料金を安くする方法を全てご紹介しましょう。
東京~名古屋の新幹線料金を全て比較!
東海道新幹線の人気区間の一つ東京~名古屋。
「のぞみ」に乗れば片道1時間40分台で移動することができ、日帰りでの往復も十分可能です。
その新幹線料金は、どうすれば安くすることができるのか?
東京~名古屋の新幹線通常料金は?
東京・品川~名古屋で最も本数・座席数が多い「のぞみ」普通車指定席の料金は11,090円。
この料金は時期によって変動し、閑散期には10,890円、繁忙期には11,290円です。
通常期・閑散期・繁忙期については⇒JR東海(シーズン別の特急券料金)
これより安い手段を調べてみましたのでご紹介します。
まずは、「のぞみ」「ひかり」の料金のみで比べてみましょう!
ひかり指定席
「のぞみ」ではなく「ひかり」の普通車指定席を利用すると料金は少し安くなります。
通常期料金は10,880円なので差額は片道210円。(閑散期10,680円、繁忙期11,080円)
東京~名古屋なら「こだま」の所要時間は約3時間ですが、「ひかり」の所要時間(1時間40分台~2時間)は「のぞみ」(1時間40分台)と大差ありません。
>>「ひかり」について詳しく
自由席
東京~名古屋間の自由席料金は、「のぞみ」「ひかり」「こだま」のどの列車でも10,360円。
列車の種類・時期を問わず、「のぞみ」普通車指定席(通常期)より片道730円安くなります。
自由席は「のぞみ」なら3両、「ひかり」には5両あります。
乳幼児は自由席に乗ると無料なので、子ども連れの家族旅行で利用するとお得です。
>>自由席について詳しく
スマートEX
年会費無料で東海道・山陽新幹線の予約ができる「スマートEX」。
交通系ICカードで乗車することができ、指定席・グリーン車の料金は通常きっぷの200円引き。
専用カードが必要なエクスプレス予約を使わなくても早特商品の予約・購入が可能です。
通常期「のぞみ」の料金は10,890円、「ひかり・こだま」は10,680円、自由席は10,360円。
これよりも早特商品が安く、3日前までに予約する「EXのぞみファミリー早特」は9,770円、21日前までに予約する「EX早特21」は8,800円と料金的にもお得です。
>>スマートEXについて詳しく
回数券・金券ショップの格安チケット
駅や旅行会社の窓口で東京~名古屋の普通車指定席の回数券を買うと6枚で62,160円。
1枚あたりの料金は10,360円なので自由席の通常料金と同額。
3ヶ月の有効期間内に何度も往復する方や、3人での往復時にはお得です。
金券ショップで新幹線格安チケット(バラ売り回数券)を買うと、店舗によって料金は違いますが、およそ10,400円くらいなので、「のぞみ」通常料金との差額は約700円です。
>>新幹線格安チケット・回数券について詳しく
学割
学割の条件はいろいろありますが、距離としての条件は片道101キロ以上。
営業距離が約366キロの東京~名古屋でも利用することができ、学割で乗車券が2割引になります。
学割利用時の片道料金は、のぞみ指定席9,830円、ひかり・こだま9,620円、自由席は9,100円。
学割でのきっぷ購入時には学校が発行する学割証が必要で、乗車時には学生証は必携です。
>>学割について詳しく
エクスプレス予約
会員限定の東海道・山陽新幹線割引予約サービス「エクスプレス予約」。
エクスプレスカード等を利用して割引料金での新幹線予約が可能。
エクスプレス予約で東京~名古屋で「のぞみ」を予約すると10,110円なので差額は980円。
3日前までに予約が必要な「EXのぞみファミリー早特」なら9,770円。(土休日・2名以上限定)
21日前までに予約が必要な「EX早特21」なら8,800円。(朝6時台と11~15時台出発限定)
早特の料金はスマートEXと同額ですが、エクスプレス予約には年会費1,080円がかかります。
>>エクスプレス予約について詳しく
新幹線ホテルパック
往復新幹線とホテルをセットで予約すると、新幹線・宿泊の料金が安くなる新幹線ホテルパック。
出発3日前までにネット予約すると、新幹線チケットは自宅に届くので駅での購入は不要。
東京~名古屋では「のぞみ」「ひかり」に乗っても料金は格安!
合計料金から宿泊代を引くと、「のぞみ」に乗っても新幹線料金は片道8,000円と格安です。
普通車指定席の利用が基本ですが、グリーン車の選択も可能。
子供料金の設定もあり、家族旅行で利用してもお得です。
この他にも、株主優待券など一部の人しか利用できないものもあります。
しかし、東京~名古屋の新幹線で誰でも利用できるものはこれで全てです。
東京~名古屋の「のぞみ」「ひかり」片道が安いのは?
「のぞみ」「ひかり」の料金を片道チケットだけで比較すると、最も安いのはエクスプレス予約・スマートEXの「EX早特21」(8,800円)、次に安いのは学割自由席です。
ところが、片道料金だけではなく、往復+宿泊の合計で比較すると、さらに東京~名古屋の新幹線料金は安くすることができます!
往復+宿泊の合計で新幹線料金を比較すると…
東京~名古屋の「のぞみ」料金は、エクスプレス予約・スマートEXの「EX早特21」が安いです。
EX早特21で乗れる列車は朝6時台と11~15時台出発の「のぞみ」に限定されますが、片道料金のみを比較すれば安いことは間違いありません。
しかし、宿泊する新幹線旅行や出張の時には、もっと安く新幹線に乗ることができるのです。
では、東京~名古屋で往復+宿泊の合計料金で比較すると最も安いのは?
安くなるきっぷで往復・1泊(5,800円のホテル)した料金の合計を比較してみましょう。
往復方法 | 往復・1泊合計 | 普通料金との差額 |
---|---|---|
のぞみ普通料金 | 27,980円 | 差額なし |
スマートEXのぞみ指定 | 27,580円 | ▲400円 |
自由席・回数券 | 26,520円 | ▲1,460円 |
新幹線格安チケット | 約26,600円 | ▲約1,400円 |
エクスプレス予約 | 26,020円 | ▲1,960円 |
学割のぞみ指定席 | 25,460円 | ▲2,520円 |
EXのぞみファミリー早特 | 25,340円 | ▲2,640円 |
EX早特21 | 23,400円 | ▲4,580円 |
新幹線ホテルパック | 21,800円 | ▲6,180円 |
往復・1泊の合計料金を比較すると、東京~名古屋で最も格安なのは新幹線ホテルパック!
もちろん、エクスプレス予約を使うより、学割を使うよりも格安!
のぞみ普通料金での往復22,180円(11,090円×2)よりも安いです。
東京~名古屋の「のぞみ」「ひかり」新幹線料金は、新幹線ホテルパックを利用した時に最安値にすることができます。
東京~名古屋は「ぷらっとこだま」が安い?
東京~名古屋の「のぞみ」料金は新幹線ホテルパックを使うと最も安くなります。
しかし、東京~名古屋といえば、どうしても気になるチケットがありますよね?
そう、「ぷらっとこだま」です。
「ぷらっとこだま」とは?
「ぷらっとこだま」とはJR東海ツアーズが販売する「こだま」限定の格安チケット。
普通車指定席・グリーン車を利用することができ、ネットで5日前まで購入可能。
東京~名古屋の普通車指定席料金は、通常期8,300円、繁忙期9,500円です。
参考:ぷらっとこだま公式サイト
確かに東京~名古屋で1人で新幹線に乗る時、片道料金が最も安いのは「ぷらっとこだま」です。
(2人以上で乗る場合、最も安いのは「EXこだまファミリー早特」の7,900円。)
では、この「ぷらっとこだま」の料金は新幹線ホテルパックと比較しても安いのか?
同じように「往復・1泊」の合計で料金を比較してみましょう!
「ぷらっとこだま」は料金(通常期8,300円)も安くて有名です。
東京~名古屋の新幹線料金を調べると、どうしても気になるので同じように料金を比較しておきましょう。
往復方法 | 往復・1泊合計 | のぞみ通常との差額 |
---|---|---|
のぞみ普通料金 | 27,980円 | 差額なし |
ぷらっとこだま | 22,400円 | ▲5,580円 |
新幹線パック(のぞみ) | 21,800円 | ▲6,180円 |
新幹線パック(こだま) | 19,600円 | ▲8,380円 |
往復「こだま」に乗るなら、「ぷらっとこだま」よりも「こだま」新幹線パックの方が安いです。
もちろん「ぷらっとこだま」も安いですが、新幹線パックで「のぞみ」に乗った方が安いです。
しかも、東京~名古屋の「こだま」所要時間は約3時間、「のぞみ」は約1時間40分。
さらに細かいことを言えば、東京・品川・名古屋駅から先の在来線を利用する場合、新幹線パックは「東京都区内~名古屋市内」区間は無料ですが、「ぷらっとこだま」を利用した場合、東京・品川~名古屋の新幹線区間以外は別途料金が必要です。(エクスプレス予約・スマートEXも別途料金)
東京~名古屋では学割・往復割引・早割は使える?
東京~名古屋の新幹線で使える格安な割引きっぷは、ご紹介したものが全てです。
これ以外には、株主優待券を持っていれば乗車券・特急券は1割引になりますが、エクスプレス予約やスマートEXの早特を使った方が安いです。
ところで、全国の新幹線には学割以外にも、往復割引や早割なども存在します。
しかし、新幹線では乗車する区間によって使える割引と使えない割引があります。
当然、東京~名古屋でも使えるものと使えないものがあります。
では、東京~名古屋では往復割引・早割・お得なきっぷなどは利用できないのか?
それぞれについてご紹介しましょう!
東京~名古屋では往復割引は使えません
往復割引が利用できるのは片道の営業距離が601キロ以上の区間。
この距離を超える区間で往復分の乗車券を同時に購入すると運賃は1割引になります。
しかし、東京~名古屋の営業キロ数は366キロ。
この区間では距離が不足しているため、往復分の乗車券を同時に買っても割引にはなりません。
詳しくは⇒東京~名古屋では新幹線に往復割引や往復きっぷはあるの?
早割はエクスプレス予約・スマートEXのみ
早くきっぷを予約・購入することで料金が安くなる早割。
しかし、東京~名古屋で早く購入して安くなるのはエクスプレス予約とスマートEXのみ。
3日前に予約すれば「EXのぞみファミリー早特」で片道料金は9,770円、「EXこだまファミリー早特」なら7,900円。(どちらも土休日で2人以上で利用可)
21日前までに予約が必要な「EX早特21」なら8,800円と安くなります。
「のぞみ」が最も安いのは朝6時台と11時~15時台に発車する列車の「EX早特21」ですが、往復で利用しても新幹線ホテルパックの方が安いです。
なお、エクスプレス予約の利用には事前会員登録と専用クレジットカードが必要なので、早割で予約したい場合、まだ会員になっていない方は早めの準備が必要です。
「お得なきっぷ」は販売がない
JR東海では「お得なきっぷ」という割引きっぷを販売しています。
しかし、割引きっぷが使える区間は限定され、東京~名古屋で利用できるきっぷは名古屋発の「東京ディズニーリゾート往復きっぷ」(安くなるのは往復830円)以外にはありません。
このように、利用者が多い東京~名古屋間には、他の区間のような割引きっぷもありません。
これは、東京発・名古屋発のどちらも同じ。
この区間で片道料金が安いのはエクスプレス予約・スマートEX「早特」と「ぷらっとこだま」。
それよりも、往復&宿泊の新幹線利用時には新幹線ホテルパックが安いです。
往復新幹線とホテルの選択肢も多く、料金も格安!
東京~名古屋往復で1人6,000円、2人で12,000円以上安いです。
予約したチケットは事前に自宅へ届くので、駅での切符購入は不要!
乗り遅れても基本的に後続列車の自由席に乗れるので安心です。