東海道新幹線の東京~名古屋間で最も本数が多く早いのは「のぞみ」です。
次に早いのが「ひかり」で、所要時間は「のぞみ」と大差はなく、1時間に2本の運行があります。
「のぞみ」を利用すると、約1時間40分で移動することができる東京~名古屋。
この区間で「ひかり」を利用すると、所要時間・停車駅は、「のぞみ」とどう違うのでしょうか?
東京~名古屋で「ひかり」を利用するメリットは?
東京~名古屋で「ひかり」を利用すると?
まず、東京~名古屋間で「ひかり」を利用した時の、停車駅・所要時間・料金をご紹介します。
所要時間
「のぞみ」の場合、東京~名古屋間は約1時間40分。
「ひかり」の場合は、停車する駅の数によって変わりますが、約1時間45分~2時間10分。
東京~名古屋間での停車駅が少ない「ひかり」に乗ると、所要時間は「のぞみ」とほとんど変わりません。
停車駅
東京~名古屋間では、「のぞみ」は品川・新横浜以外には停車しません。
しかし、「ひかり」は品川・新横浜以外に、小田原・熱海・三島・静岡・浜松・豊橋などの駅に停車することがあります。この停車駅は、列車によって違い、小田原のみ停車する列車もあれば、静岡・浜松に停車することもあります。
名古屋から東京に向かう「ひかり」も同じで、品川・新横浜以外1駅の停車の場合もあれば、3駅に停車する列車もあります。
参考までに、東京~名古屋間で停車駅が少ない列車は、名古屋~京都間で「のぞみ」が停車しない米原・岐阜羽島などに停車します。
「ひかり」の料金
「のぞみ」普通車指定席11,090円に対し、「ひかり」「こだま」は10,880円。(通常期)
繁忙期には料金が200円アップし、閑散期には200円安くなります。
自由席を利用すると10,360円です。(自由席料金は全車共通)
「のぞみ」よりも、自由席の車両が多いので、混雑する時は「ひかり」が狙い目です。
「のぞみ」と比較して、少し料金は安く、所要時間はほぼ変わらない「ひかり」。
東京~名古屋間で「ひかり」を利用すると何かメリットがあるのでしょうか?
東京~名古屋の新幹線「ひかり」に乗るメリット
東京~名古屋で、「のぞみ」ではなく「ひかり」に乗るメリットがありますのでご紹介しましょう。
時間は変わらなくても安い
東京~名古屋間なら「のぞみ」と「ひかり」の所要時間は大して変わりません。
それでも、料金は「ひかり」の方が片道210円安いです。
また、始発・最終以外は「のぞみ」に比べて列車によっては若干空いている感があります。
始発・最終近い「ひかり」は混雑していることが多いです。
特に週初めの始発や、週末の東京発最終は満席近いので、ご利用の方は注意が必要です。
エクスプレス予約でグリーン車に安く乗れる!
東海道新幹線を割引料金で予約できるエクスプレス予約とスマートEX。
会員の方は「EXグリーン早特」を3日前までに予約すれば、グリーン車に安く乗ることができます。
しかし、東京~名古屋間で乗車できるのは6時台出発の「のぞみ」と終日の「ひかり」。
「EXグリーン早特」を使うと「ひかり」のグリーン車には11,830円で乗ることができます。
自由席が多い
東海道新幹線の中で最も自由席の数が多いのは「こだま」ですが、次に多いのが「ひかり」。
1本の列車に「のぞみ」3両に対して、「ひかり」は5両の自由席があります。
東京駅を出発する時なら、早めに並んでいれば高い確率で座ることができます。
特に小学生未満の乳幼児と一緒に乗る時には、指定席は1席確保すれば子供料金がかかりますが、乳幼児は自由席は無料なので、幼児を連れて新幹線に乗る時は、「ひかり」の自由席は狙い目です。
東京発~名古屋行きの最終新幹線は「ひかり」です。
この列車はディズニー帰りの人が多いので、自由席・指定席はもちろん、グリーン車まで満席の時があります。最終近い列車を利用する時は、「ひかり」の自由席も簡単には乗れませんので、早めに指定席を確保することをおすすめします。
なお、東京~名古屋の新幹線料金は、片道ならエクスプレス予約を利用するのが最も安いです。
しかし、東京・名古屋のどちらかで宿泊する場合には、無理に「ひかり」「こだま」を利用するよりも、新幹線ホテルパックで「のぞみ」を利用した方が安いです。