新幹線の格安な方法

東京~名古屋の新幹線自由席料金は安くなるのか?調べてみた。

東京~名古屋間の移動に利用することができる東海道新幹線。
「のぞみ」「ひかり」「こだま」の全列車に自由席があり、指定席より多少料金が安いです。

東京~名古屋の新幹線料金は普通車指定席なら、「のぞみ」11,090円、「ひかり」「こだま」10,880円。
これに対して、自由席ならどの列車でも一律10,360円で乗ることができます。

「のぞみ」指定席と比べて、通常料金なら自由席に乗って安くなるのは730円。
往復自由席に乗っても1,460円しか安くはなりません。

「指定席が安くなるなら自由席はもっと安くならないのか?」と思うのは当然。
自由席は通常料金よりも安くならないのか?いろいろな方法を調べてみました。

東京~名古屋で新幹線自由席には安く乗れるのか?

東京~名古屋の新幹線料金は、指定席利用ならいくつかの方法で安くすることができます。
では、自由席の料金は安くなるのでしょうか?

回数券・新幹線格安チケット

東京~名古屋の回数券は6枚で62,160円で販売されています。
1枚あたり10,360円と自由席の通常料金と同額なので、これを利用する意味はありません。
座席を指定しなければ自由席に乗ることもできますが、これで指定席に乗ることができます。
金券ショップへ行っても、これより安い新幹線格安チケットはほとんど売っていないでしょう。
なお、自由席の通常料金と指定席回数券の料金は同じですが、回数券には使えない時期があります。
その期間に自由席に乗る予定の方は、回数券を購入してはいけません。

エクスプレス予約

エクスプレス予約でチケットを購入すると、指定席・自由席とも10,110円。
エクスプレス予約を利用すれば多少はお得ですが、同じ料金で指定席に乗ることができます。
幼児と一緒の時には、自由席に乗れば幼児は無料なのでお得です。
しかし、大人のみの場合や大人と小学生が一緒に乗る場合には、わざわざ指定席と同じ料金の自由席を選んで乗る理由はありません。

学割

片道100キロを超える東京~名古屋間では学割の利用も可能です。
学割を利用すると乗車券が2割引になり、自由席料金は9,100円。
学生なら学割を利用して乗車券を購入すれば自由席に1,260円安く乗ることができます。

 

いくつかの、「自由席に安く乗る方法」を調べてみました。
しかし、学割除いては、自由席も指定席料金と比べてお得とは言えません。
では、どんな時に自由席を利用するメリットがあるのでしょうか?

自由席がお得なケースとは?

東京~名古屋の新幹線自由席料金は、学生なら学割で料金を安くすることができます。
学生以外はエクスプレス予約で多少安くなるものの、それ以外、自由席に乗って得することはありません。

しかし、1つだけ自由席に乗るとお得なケースがあります。
それは子ども連れの家族旅行
しかも、子どもの年齢が6歳までの幼児で、小学校入学前の場合に限ります

この年齢の子どもは自由席に乗れば料金は無料なので、大人も一緒に自由席に乗った方がお得です。
では、どれほどお得なのか実際の料金を比較してみましょう。

指定席に乗ると…

大人2人・幼児1人で指定席に乗ると、幼児にも子供料金がかかります。
東京~名古屋なら「のぞみ」指定席の大人料金は11,090円、こどもは5,540円。
3人の合計は片道27,720円、往復55,440円

自由席に乗ると…

自由席なら大人1人片道10,360円、幼児は無料。
必要なのは大人2人の往復分自由席料金だけなので41,440円

料金を比較してみると、往復とも自由席を利用すれば14,000円安くなります
6歳までの子どもがいる場合、一緒に自由席に乗った方がお得です。

 

ところが、このような子ども連れの家族旅行でも、指定席に乗った方が安くなる場合があります。
それが新幹線ホテルパック

 

自由席より指定席が安い?

新幹線パックで安いプランなら、往復+1泊の合計料金は大人21,700円、子ども13,700円。
大人2人・子ども1人の合計料金は57,100円
これに対して、自由席通常きっぷで往復すると、新幹線料金は大人分だけで41,440円。
同じホテルに3人で宿泊すると16,500円なので、往復+1泊で57,940円
自由席に乗るよりも、3人とも「のぞみ」指定席に乗った方が安くなります

 

この新幹線ホテルパックを使うと、幼児がいる場合でも、指定席に乗った方がお得です。
子供料金の設定もありますので、小学生以上の子どもがいる場合や、幼児でも座席や寝具を確保したい場合には、これを利用すると家族旅行費用を抑えることができます。